日米の仕事観の違いと、アメリカ人の初任給

2017年3月15日

ども!げむ男ですー!

少し用事があってここ一週間ほどアメリカにいたんですけども、そこである種カルチャーショックと言いますか、日米の仕事に対する考え方の違いみたいなものを感じたのでメモ程度に書き留めます。

大学に入る前の高校生とか、就活前の学生に特に読んで欲しい記事ですが、日本で働く人全員が知っておいていいことかなぁとも思います。

アメリカにきて自分のバリューの低さに絶望した理由

能力至上主義とアメリカ人のふところ事情

とあるエンジニア系の学生(Mike)と話していたとき、ふと就職の話になりました。

勿論アメリカでは能力に応じていくらでもお金が払われるということを聞いていたし、日本は年功序列が未だ文化として残っているくらいの表面的な知識はありましたが、実際具体的にどのような制度的・意識的違いがあるのだろうかと気になっていたので、色々聞いて見ました。

げむ男は幸運にも某戦略コンサルの内々定を受けている身であり、国内ではかなり高いレベルの初任給をもらえるという認識でいたため、

げむ「アメリカどんなもんや」

くらいのスタンスで話を聞いていました。しかし結果として、自分のバリューの低さに絶望することに。日米での新卒就職には大きな差があることを学びました。

 

Mike「げむ男は初任給どれくらいのとこに行くんだい?」

げむ「50000ドル(約600万)くらいだよ」

Mike「まぁまぁだね」

 

ん?なんだそれ?驚かないの?

と思い彼に初任給を聞くと、どうやら彼は初年度の年俸65000ドル(約800万円)とのこと。

日本ではエンジニアは不遇の扱いを受けているという認識があったので、少なくとも保険会社のSEをやっている彼がコンサルの初任給を超えることはまずないだろうと思っていたげむ男の幻想は一瞬で崩れ落ちました。

 

Mike「勿論新卒で20000ドルももらえないやつもいれば、俺の彼女のようなBankのAnalystみたいに、新卒で120000ドル(1500万円)もらうやつだっているよ。俺は一日7時間しか働かないから、わりはいいけどね。」

 

アメリカでは実力主義・能力至上主義のため、エンジニアやアナリストのような大学での専攻をもろに活かせる職業は相対的に給料が高くなるということらしいです。

(ちなみにMikeはそこまで有名な大学の学生ではない)

さらに彼は、もっとお金を得るために、すでに友達と会社を持ち、不動産投資をしているとのこと。

会社の将来なんて全く信頼していないし、自分の力で生き抜くということを常に考えているのです。

 

「ポテンシャル採用」なんてない

日本では、「多分こいつは能力が高いだろうからとりあえず採用して、会社で育ててやろう」という意識が強くあると思います。

一方で、アメリカでは現時点で能力のない人間は採用の価値はなく、仕事にあぶれてしまうようです。

だからこそ大学で何をしてきたかということが非常に大事であり、アメリカの大学生はあれだけ勉強するのです。

 

専攻は大事

彼らが大学でめちゃくちゃ勉強するのと同様の理由で、大学での専攻(major)は非常に大きな要素であるようです。

日本ではなんとなく適当に、得意な科目とか受験科目から決めてしまいがちだと思います。実際に僕もそうで、偏差値が高く潰しが利きそうな学科を選びました。

それに関して、こんな会話も。

 

Mike「ところでげむ、君は何学部の専攻だい?」

げむ「国際関係だよ。東大の国際関係は名門なんだ。」

Mike「おぉ、それはあまりいい仕事につけない学部だね…」

げむ「え、まじ?日本だったらどんな会社にでも入れるよ?」

Mike「アメリカではその学科は非常にマイナーだからね…」

 

アメリカではプラグマティズム(実用主義)の考え方が意識の底から身についているとよく言われますが、これは真実だなと感じました。

勿論完全に肯定するわけではありませんが。

日本で就活する時、あるいはそもそも受験する時に、将来海外で働くということを夢見ている人ならば尚更、どの学部に行けば自分のバリューが上がるのかを考える必要があると思います。

大学名よりも、学部のほうが大事。さらに言えば、能力の方がもっと大事です。たしかに理にかなってるともいえそうですね。

 

「働かされる」ことへの意識の違い

他の学生(Bob)と話していた時のこと。

 

Bob「いいかげむ、会社ってのは、利益を求めるために労働者を最低限の賃金で使い回し、最大限のパフォーマンスを求める組織だ。」

げむ「確かにそうだよね、資本主義社会ではそれが合理的かもしれない。」

Bob「だからこそ、就活中はどんどん交渉しなければダメなんだ。10000ドル(100万円)くらいなら交渉次第で年棒を上げてくれるところがほとんどだよ。」

げむ「本当?日本ではそんなことはほとんどないけど、、

 

ここまで会社を悪者のように考える必要もないかもしれませんが、少なからずアメリカ人のほとんどは自立することを目指しており、会社(特に大きくシステマティックなもの)のことを信頼していません。

日本のように、”会社に守られる”という感覚は皆無であり、労働者は”働かされる”階級であるということを常に意識しているというわけです。

 

まとめ

日本とアメリカの会社の違いとして、やはり日本では育てる文化があり、アメリカでは即戦力を求めているというのはしばしば言われることですが、今までは本当の意味で理解できていませんでした。

勿論日本とアメリカでは保険や年金などの制度、さらには大学の学費や家賃といった様々な要素に違いがありますし、退職金やボーナスなどの独自の文化もあるので額面だけで単純比較することはできません。

しかし、ここまでの差があるとは思ってもおらず、自分の住んでいる世界がいかに狭いか、自分の就職への考え方がいかにガラパゴスだったかを身を持って知るいい機会となりました。

また、今回は年収をベースに日米の新卒、社会人の扱いの差を見てきましたが、勿論お金が全てだとも思っていませんよ(多分彼らも)。

-人生, 海外

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